関電刑事告発 ほっといて不起訴?

巨悪を眠らせないのが公益の守護者としての使命でしょう?

今日の読売新聞等の記事には不起訴にすると言われている。
(4月下旬の記事の焼き直しだが)。
今日自民党総裁選の投票、選任があるので、
不起訴を発表しても目だたなくなるからなのか。
今日の読売の記事によれば、
「収賄容疑に対し、八木氏らは特捜部の聴取に金品は預かっていただけと主張。贈賄側とされる森山氏が死亡していることも捜査を困難にした。特別背任容疑については、嘱託報酬の支払いを決めた当時の内部文書などを精査し、刑事責任の追及を最後まで検討した。しかし、森氏らは元役員への報酬は嘱託業務への正当な対価だと説明。これを覆す証拠が得られなかったとみられる。」
森山関係からの収賄容疑については、高額の金員、中には1億円以上も受け取った幹部もいる。預かったで済まされるものでは無いだろう。森山氏は死んでも、事実関係は明白。国税も問題にしている。
特別背任についても、報酬減額の補填、税金分の補填であることは明白。どこが「 嘱託業務への正当な対価」?
関電は、「大阪国税局の税務調査を受け、2019年3月期までの4年間に計約2億700万円の申告漏れを指摘されたことを明らかにした。国税局は大半を悪質な所得隠しと認定。重加算税を含む追徴課税は約3200万円で、関電は同日納付」(毎日7月27日)。
とあるとおり、国税から悪質と認定されている。
どちらも不起訴なんて「巨悪を眠らせないのが公益の守護者としての検察の使命」
ではないのか。私は「空いた口がふさがらない」

 検察OBの就職先を確保するのが検察なのでしょうか。

読売に以下のコメントあり。

検察も人を見て顔色伺いのアクションなのが明確になった。これでは金持ちは更に金ない人から搾り取り、金持ちを維持し、金ない人はいつまでも金持ちになれないわけだ。異常な社会だと思った方がよい。若い頃は世の中公平で平等と教わってきたが、真逆だね。

加納 雄二 について

大阪の弁護士です。債務整理、離婚、相続、労働事件等幅広く取り組んでます。 加納雄二のホームページ
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