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少年Aの手記 加害者が語る意味

手記の現物を見てはいないのですが。まず、出版そのものを規制するというのは、表現の自由の問題もあるので、賛成しない。内容的には読む価値があるとする意見もある。出版前に元少年Aと太田出版が遺族へ事前連絡をして、せめて被害者家族である両ご家族に仁義を通すべきだったという意見もある。しかし、それをしたところで、遺族は苦痛を増すだけだ。遺族が出版そのものにも強く反対するのも当然だ。ただ、差し止めまで認めて良いのか。
アメリカでは、このような場合に備えて、多くの州でで、サムの息子法という、犯罪加害者が犯罪を題材とする著作に関する権利を出版社や映画制作会社に販売して利益を上げることを禁止する法律があるそうだ。日本でもこのような法律をあえて制定する必要もあるかも知れない。
ところで、私は、心斎橋のロフトで、上祐さんとトークライブやった。軽く引き受けてしまって、はたと思った。こんなことやって良いのか。勿論、私自身は、失踪事件以降、「坂本弁護士一家を探しています」と街頭で1万回は叫んだし、オウム事件の時に、警察の被害者側の警備対象者にもなった。それと、別項で触れているように、じさいのライブでは辛口のコメントもしている。というか、このライブ自体が相当お堅い内容になった。でも、被害者の遺族がどう思われるだろうか、と思ってしまうところもある。
ところで、今日の朝日新聞に1995年の沖縄米兵少女暴行事件の加害者が、ドキュメンタリー映画の中で謝罪を表明しているという記事があった。しかし、被害者側は見たくも無いだろう。大変むつかし問題ですね。

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