危険な原発に再稼働のための高額の投資は経営判断としても無駄。

高浜原発3.4号機のテロ対策施設に691億円かけるという筈が、1.8倍の1291億円かかるということだ(朝日新聞6月4日)。免震棟をけちっていると言うのに、また高額の投資だ。同じく高浜の1号機、2号機にはもっとかかる可能性がある。
大飯や美浜も同じだ。内訳は判らないが、関電は再稼働の為に既に4000億円以上かけているという話でもある。
これらの支出は過去に安全対策をけちった為である。しかも、出資した以上、再稼働に向けて必死になるのだろう。高浜3.4号炉の差し止めの仮処分が無ければ、これらの設備やベントが無いまま再稼働していたことを思うとぞっとするが、本来なら、こんな再稼働などめざさずに、原発をすっきりあきらめて、別の発電設備に投資すべきだったのではないだろうか。経営判断としても、明らかに誤っている

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