NHK シリーズ 廃炉への道

今後4回放送するそうだが、首をかしげる内容である。
技術的なことは勉強になる。但し、いつも言ってるように、廃炉の目処など立っていない。それを明言すべきだ。格納容器の損傷箇所を補修するまでは、廃炉の見通しなどたたない。ましてやまたその損傷箇所も判ってもいない。番組でも触れていたが、溶けた燃料(燃料デプリ)もスリーマイル以上に処理がやっかいそうだ。それも3つもある。
 汚染水の垂れ流しすら止まる見通しも無い。事故自体が収束していない。
 地元の人たちな将来帰還の可能性があるような期待を抱かせることには強い疑問をもつ。
 私は現地では、帰れないと何度も言ってきた。子供のいる人は戻りたいと思わないだろうし、その結果育った子供が先祖のふるさととして強く帰還を望むとは思われない。

加納 雄二 について

大阪の弁護士です。債務整理、離婚、相続、労働事件等幅広く取り組んでます。 加納雄二のホームページ
カテゴリー: 原発問題 パーマリンク