福島の子供たちの甲状腺がん

福島県の子どもの甲状腺検査で、新たに2人が甲状腺がんと診断されたと報告があり。昨年9月に判明した1人と合わせ計3人。他に7人に甲状腺がんの疑いあり。
しかし県民健康管理調査検討委員会で、原発事故の影響について否定的見解を示しているとか。何を根拠に否定しているのか?その位通常出てくるとでもいうのか??
甲状腺がんの発生確率は10万人に0.1人から0.5人といわれている。
http://www.enup2.jp/newpage3.html
だったら極めて高いのではないか。少なくとも検査を強化すべきだ。
福島の原発事故で、ヨウ素はチェルノブイリ事故の10分の1程度出たとされる。
国土の人口密度等からすれば、同じくらい大きな影響があるのではないか。
事故時のチェルノブイリ周辺と同様、福島では殆どヨウ素剤は配られていない。ポーランドでは、チェルノブイリ事故に10万人の子供に配ってガンを防いだそうだ。
NHKでの特集等では、それほど極端に高い被爆量ではないというような調査結果があったとは言え、相当数の甲状腺癌は発生するだろう。当たり前の話だ。それが数十人なのか、数百人なのか。少ないことを願うが。
県民健康管理調査検討委員会は過去にもおかしなことがあったようだし、信じられない。冒頭の説明は、日本原電が、規制委員会が敦賀原発に活断層があると言ってるのに、無いと言っているようなものとしか受け取れない。甲状腺ガンはすぐに多発するわけでは無いし、やがて事実が明らかになるだろう。そうすれば今度は、事実隠しでもしようとするのか??東電が発電所調査の時に、暗いと嘘を言って事実を隠そうとしたが、同じようなことをするのだろうか。愚かなことだ。子供たちの健康を第一に考えて欲しい。(追記)知り合いのお医者さんの話によれば、原発事故による甲状腺ガンが出るのはもっと先では無いか、との話。今見つかったのは、過去にそのような検査をしていないために見つかった、事故とは関係の無いものかも知れないとのこと。それなら良いのですがね。

加納 雄二 について

大阪の弁護士です。債務整理、離婚、相続、労働事件等幅広く取り組んでます。 加納雄二のホームページ
カテゴリー: 原発問題 パーマリンク