もんじゅは半永久的に危険が続く!

毎日新聞11月29日「「ナトリウム回収 想定せず もんじゅ設計に「欠陥」 廃炉念頭なく」これ、1面だそうで。
このもんじゅが、実は原子炉容器内の放射能汚染された液体ナトリウムの抜き取りを想定していない設計になっていて、廃炉処理ができないことが今更になって明らかになりました。というか、JAEAが必死に誤報とするものの、実際には認めたようなもの。規制委員長も認めてます。
以下のぺージの下の一番目の関連ページにありますが「通常の原発では核燃料の冷却に水を使っていますが、もんじゅは核燃料中のプルトニウムを増殖させるため液体ナトリウムで冷却しています。ナトリウムは空気に触れれば発火し、水に触れると爆発的に化学反応を起こすため、扱いが極めて困難です。もんじゅではこのナトリウムが大量に用いられているため、事故が起これば大爆発になる可能性があります」
もんじゅは「自国のみに向けられた永遠の核兵器」になるのです。
こんなものを放置したまま、核兵器禁止運動なんてできるのかしら

原子力機構「毎日新聞の『もんじゅ廃炉想定せずナトリウム搬出困難』記事は誤
報で遺憾!!」と抗議するも盛大に自爆
https://www.excite.co.jp/News/it_g/20171130/Buzzap_46325.html
2件目は、福井新聞の同種の記事。但し、続報込み3件まとめ。

もんじゅ君はかわいそうですね。「トイレの無いマンション」ではなくて、「永遠の危険なトイレマンション」、いや、「永遠の自国向け核兵器」になるのですから。でも、日本の原発は皆同じ運命ですよね。
ただ、上記の通り、もんじゅの放射能汚染ナトリウムの危険性は特に大きいですね。
しかもその危険が半永久的に続く可能性が大きいのですから。

加納 雄二 について

大阪の弁護士です。債務整理、離婚、相続、労働事件等幅広く取り組んでます。 加納雄二のホームページ
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