なんと原発推進の読売新聞の18日の記事である。
事実だったのである。そもそも、津波のことを記したフロイスの「日本史」の既述内容は信用性が低いとはされていない。津波のあったことの記載自体は伝聞だが、内容的は相当具体的であるし、信用性が乏しいとは言えないし、「兼見卿記」にも同様の記載がある。これらを信用性が無いと切り捨てるのは恣意的にすぎる。東電が更に古い時代の、資料に乏しい貞観地震を無視した東電同様の愚かな姿勢のままだ。
以下、関電のホームページより引用。
「『兼見卿記(かねみきょうき)』やフロイスが書いたという『日本史』にある天正地震(1586年)の記述につきましては、当社は昭和56年に把握していましたが、過去の日本における地震被害を網羅している『日本被害地震総覧』によると、天正地震の震源地は内陸部とされており、大きな津波は発生していないと判断したものです。」
何でこう決めつけられるのか。
もっとも、電力会社は志賀原発、敦賀原発等で断層の存在すら無視していた、無いと言っていたのですからね。客観的事実すら無いというのだから、文献など無視して当然とも言える。しかし関電の広報(若狭湾探訪)にも過去に美浜のくるみ浦というところで、津波で村が消失した話が載ってます。
それが嘘だというのか??
福島原発の事故は、事故前の備えの薄さと欠陥が、事故につながったのだ。とすると、他の原発再稼働は、備えの徹底検証無しにはありえななかった筈だが、結局同じことが繰り返されている。
はっきりしない部分については最大限の対策をすべきだ。というか、原発事故に結びつく地震、津波の被害可能性を吟味する為のデータ自体が未発見、未確定なのである。そのような状況で、原発を動かしてはならない、というか、そんな地震津波の可能性のある国に原発はいらない!!
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