福島原発 燃料溶融確認

関西では報道されていないと思う。地元の新聞では、1面トップ。圧力容器の燃料棒が溶けてしまっていることが公表された(1号機、2号機についてだが、3号機も同様でしょうね)。ミュー粒子というものを利用して調査をしたようですが。

圧力容器が壊れ、そこから格納容器の下の方に落ちているかどうかについてははっきりとは判っていないようだ。事故から4年経っても、原子炉内の状況がつかめていない。
東電の計画では、20年後にはこの溶けた燃料の取り出しが始まると言ってるが、中の状況すらつかめていないのにそのようなことは言うべきではないだろう。
放射線量の高い物質が不規則に大量に残っている。チェレノブイリの原発事故では放射性物質が殆ど飛んでしまったというが、それですら、現場に近づけず、30年経っても石棺と呼ばれる外壁の上により大きな外壁を作って現場を放置しているのみだ。
福島原発は3カ所も大量の放射性物質を抱えており、しかも、汚染水の処理すらできていない。
少なくとも放射線の半減期位まで(何万年後か?)、放置するしか無いのではないか?
早期収束可能なような願望的観測は止めて欲しい物だ

加納 雄二 について

大阪の弁護士です。債務整理、離婚、相続、労働事件等幅広く取り組んでます。 加納雄二のホームページ
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