原子力規制委員会 安全審査基準見直し

基準の内容はかなり厳しいものになってます。
例えば、フィルター付きベントの設備は二つつけろとていますが、電力会社側は、配管が複雑化、かつ多数化し、長くなって、損傷の危険が多くなる、と批判する。しかし、国際基準でフィルター付きベントを付けることは当たり前。していない日本のほうが危険。フィルターは無いが、福島はベントで最悪の事態は避けられた。他方、福島では機能しなかったものもあった。だから2個付けろと言われている。
そもそも、原発の設備は配管が輻輳しており、長さも1基で数十キロにも及ぶと言われ、損傷の可能性は常に大きい。福島でも地震で損傷したものもあると言われている。
電力会社は配管を多くすると損傷の危険があると言って渋っているようだ。その言い分の配管の損傷の危険は、常に存在する。原発には配管が「輻輳」していて、数も多いし長いのも多い。そもそも損傷の危険を言うなら、あっさり廃炉にすべきだ。

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